2017年1月20日金曜日

Nagios XI/Log Server - パトライト社製監視表示灯との連携利用

パトライト社製監視表示灯との連携利用


今回はNagios XIおよびNagios Log Serverとパトライト社視表示灯の連携利用について紹介します。パトライト社視表示灯を連携利用することで、ネットワークの異常を光と音で警告することができます。

パトライト社製ネットワーク監視表示灯

パトライト社製ネットワーク監視表示灯「NHシリーズ」は、SNMP Trapを受信してアラートの発生を光と音でいち早く管理者に知らせることができます。また、RSHコマンド、SOCKET通信(PHN互換コマンド、PNSコマンド)で、光、音、音声(*FVシリーズ)を制御することもできます。

詳しくは、パトライト社HPをご確認ください:

Nagios XIでの連携


Nagios XIは障害検出時に、メール送信やスクリプト実行、SNMP Trap送信を行うことができます。
パトライト社製監視表示灯へSNMP Trapを送信するまたはスクリプト実行によりRSHコマンドを送信することで、表示灯を点灯させたり音をならしてユーザーに障害を通知することができます。

SNMP Trapによる連携

障害検出時にNagios XIからパトライト社製監視表示灯へSNMP Trapを送信します。
SNMP Trap送信設定は「管理 -> コンポーネント管理 -> SNMP Trap Sender」 ページで行います。
ホストおよびサービスの(SNMP Trap Sender画面で指定した)ステータス変化時に以下のSNMP Trapが送信されます。表示灯側のSNMP Trap受信設定で設定します。

Trap番号
説明
ホスト

1.3.6.1.4.1.20006.1.5
nHostEvent
1.3.6.1.4.1.20006.1.1.1.4
nHostStateIDホストステータスを表す数値)
0=OK, 1=WARNING, 2=CRITICAL, 3=UNKNOWN
サービス

1.3.6.1.4.1.20006.1.7
nSvcEvent
1.3.6.1.4.1.20006.1.3.1.7
nScvStateIDサービスステータスを表す数値)
0=OK, 1=WARNING, 2=CRITICAL, 3=UNKNOWN

RSHコマンドによる連携

Nagios XIサーバに障害検出時に実行するスクリプトファイルを保存し、グローバルイベントハンドラを定義することで、パトライト社製監視表示灯へRSHコマンドを送信することができます。
グローバルイベントハンドラは、「管理 -> コンポーネント管理 -> グローバルイベントハンドラ」ページで定義します。※rshクライアントのインストールおよびrsh通信使用するポートの解放が必要です。
詳しくはNagios XI : パトライト社製監視表示灯との連携利用」をご参照ください。

Nagios Log Serverでの連携

Nagios Log Serverは障害検出時に、メール送信やスクリプト実行、Nagios監視サーバ(NRDPを使用)やNagios Reactorへの送信、SNMP Trap送信を行うことができます。パトライト社製監視表示灯へSNMP Trapを送信するまたはスクリプト実行によりRSHコマンドを送信することで、表示灯を点灯させたり音をならしてユーザーに障害を通知することができます。

SNMP Trapによる連携

障害検出時にNagios Log Serverからパトライト社製監視表示灯へSNMP Trapを送信します。
事前にSNMPトラップレシーバとして監視表示灯を登録し、アラート方法に「SNMPトラップ送信」を指定してアラートを定義します。
アラート条件に合致するログメッセージを指定期間内に閾値を超える回数受信すると、以下のSNMP Trapが送信されます。監視表示灯側のSNMP Trap受信設定で設定します。

Trap番号
説明
1.3.6.1.4.1.20006.1.7
nSvcEvent
1.3.6.1.4.1.20006.1.3.1.7
nSvcStateIDサービスステータスを表す数値)
0=OK, 1=WARNING, 2=CRITICAL, 3=UNKNOWN

RSHコマンドによる連携

Nagios Log Serverサーバに障害検出時に実行するスクリプトファイルを保存し、アラート方法を「スクリプト実行」とするアラート定義を作成することで、監視表示灯へRSHコマンドを送信することができます。※rshクライアントのインストールおよびrsh通信使用するポートの解放が必要です。

Nagios XI/Nagios Log Serverダウンロード(フリー版/評価版)

Nagios XIにはフリー版(最大:7ホスト)と評価版(60日間、機能制限なし)があります。
インストーラは、Linuxソース版、vSphere/ESX OVFテンプレート版、VirtualPC版の3種類です。ぜひお試しください。

Nagios Log Serverにはフリー版(ログ収集上限:1日 500MB(7日間平均))と評価版(60日間、機能制限なし)があります。インストーラは、Linuxソース版、vSphere/ESX OVFテンプレート版の2種類です。ぜひお試しください。

Nagios XI製品紹介ページ 

Nagios XIの特長や機能については製品紹介ページをご参照ください:

Nagios Log Server製品紹介ページ

Nagios Log Serverの特長や機能については製品紹介ページをご参照ください:

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